リスクとデメリット

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ネットショップは、経営という面から考えて、非常に魅力的な事業であることは間違いありません。
参入障壁の低さもありますが、顧客の吸引力を高めることができれば、無限の可能性を秘めているということもあるでしょう。
しかし、デメリットもあることを認識し、いったいどんなことがリスクになるのかを知らなければ、短期間で廃業しなければならない恐れもあるのです。

ネットショップのデメリットは

最大のデメリットは、顧客が見えず、顧客は商品に触ることができないということです。
ネットショップのメリットでもあり、迅速に大量の商品を調べることができますが、実店舗ではないため手に取ることはできません。

顧客としても、商品を手に取れないことで安心感を得ることもできませんし、それ以上の関心を持つこともできなくなってしまいます。
間食から得られる情報もなくなってしまうことは、大きなデメリットであるといえるでしょう。

この問題は、経営側にもあります。
本来は、顧客が商品に触れた瞬間に接客をスタートするのが定石です。
関心を持ったからこそ、手に取ったわけですが、その瞬間がわからないために積極的に接客をすることができません。

これはとても大きな問題で、販売促進の方法を別の方向で検討しなければいけないといえるでしょう。

在庫というリスク

顧客の関心が見えないということに関連していきますが、在庫のリスクもデメリットとして存在します。
物販であるいじょう、在庫を抱えることは実店舗でも同じ問題がありますが、ネットショップの場合には、顧客の関心が見えにくいために解決しにくい問題になるのです。
在庫の調整力は、実店舗以上に必要になってくるといえるでしょう。

在庫リスクを考えた経営方法の一つになります。
>>無在庫ネットショップはノーリスク【人に感謝されながら稼ぐ】ブログ

代金回収の問題

基本的に店舗で物を販売する場合、現金で受け取ることになるでしょう。
中には掛け売りすることもありますが、これもある程度の取引量になるから行えることです。

ネットショップの場合には、後払いのリスクがあります。
決算方法は幅広く用意したほうが顧客のメリットになりますが、経営側からすると大きなリスクに変化します。
いたずらなどによって、回収できないこともあり、送料だけが発生するリスクもあるのです。

カード決済にすることで防ぐことができる面もありますが、その分だけ手数料が発生するデメリットが出てきてしまいます。
代金回収という面では、ネットショップは実店舗よりもデメリットが大きいといえるでしょう。

それに伴い、資金繰りの問題もあります。
実店舗の場合には、金融機関から借り入れするにしても、担保にする商品や不動産があったりしますが、ネットショップの場合には担保価値になるものが限定されます。
ほとんどの場合、経営に関係ない部分で交渉せねばならず、資金繰りは厳しいと考えなければいけません。

ネットショップの経営ということを考えた場合、リスクを軽減させるためにも、自己資本比率を高めておくことが重要となるといえるでしょう。