商売ということを考えた場合、顧客の存在を軽んじることはできません。
どういった意識で購入するのかを考えることを忘れると、利益を出すことができなくなってくるのです。

その心理の中には、決済方法という部分があります。
相手が見えないネットショップならではの心理が、この決済に働いてくるのです。

顧客の決済の心理とはどんなことか

顧客は商品を購入するのに、現金で支払うことは一般的な買い物です。
中にはカードを使っていく人もいますが、それでも目の前で処理していることによる信頼感と安心感があるからです。

ネットショップという環境を考えた場合、目の前に店員がいるわけではありませんし、商品を目の前で見ることができるわけではない不安感があります。
支払いという部分を考えた場合、商品の心配以上に、セキュリティの不安感を持っているのです。

知識がある人にとっては、どこが安全で、どこが不安かすぐにわかるかもしれません。
しかし、顧客の大半は、ネットの決済は全てリスクがあるという考え方しか持ちません。
つまり、恐怖の対象であり、どれだったら安全に決済できるのかということを考えながら購入を進めていっているのです。

数多くの決済方法を用意する意味

多くのネットショップは、数多くの決済方法を持っています。
代金引換もありますし、カード決済もあるでしょう。
最近では、コンビニで現金を支払うことでできる決済もあり、実店舗の買い物と同様の安心感を与えることができる方法も出てきました。

銀行振り込みもありますが、手数料が発生するため若年層では忌避されやすい方法です。
それぞれの決済方法で性格が異なり、顧客層によって選択するものが違うといえるでしょう。

どんな方法でも、安心できるかどうか判断するのは顧客です。
その選択肢を多くしておくことで、顧客は自分にあった方法を選択しやすくなり、購入にかかわる最後の決断を下しやすくなるといえるでしょう。

せっかくそこまで行っても、決済方法が気に入らないから購入しないということは少なくありません。
販売のチャンスを逃がすことにつながるため、数多くの決済方法を用意しておくことが必要となってくるのです。