仕入先を探す上での注意点

138月 - による - 0 -

ネットショップにとって、仕入れ先を探すということは最重要ポイントになります。
利益率を決めるための仕入れ単価の問題もありますし、販売することができる商品を仕入れなければ経営は成り立ちません。

仕入れ先を探すために考えなければいけない条件

商品を仕入れるのですから、なんでもいいわけではありません。
実際に卸問屋などでは、ネットショップを嫌う風潮があり、なかなか売ってもらえないことも多いのです。

そんな状況の中で、確認していかなければいけないのが、個人事業者でも仕入れさせてくれるかでしょう。
ネットショップは小さな店舗であることがほとんどです。
特に始めたばかりで法人格を取得することはないでしょう。

個人事業者の場合には、信用の度合いが下がってしまいますので、それでも取引してくれるかどうかを確認しなければいけません、
最近では下記のような、ネットショップ専門の仕入れ問屋もあったりします。
>>仕入れ応援サイト【らくらく仕入市場】ネットショップ

在庫にかかわるロットの問題

発注する場合、最低ロットが決められている商品があります。
小さなものや安価なものに多いのですが、この場合にどんな数になるかによって、在庫というリスクを抱えることになるのです。

ロット数が多くなればなるほど、販売する機会を増やさなければいけません。
その分だけ仕入れ単価を抑えてくれるのであれば、複数同梱で販売するということも考えていくべきでしょう。
販売方針にもかかわる重要なことですので、店舗のコンセプトと合わせて考えていく必要もあるのです。

上代と賭け率の関係

利益を考えていくうえで、いくらで売れるのかということと仕入れ単価は外すことのできない問題です。
基本は上代と呼ばれる定価から考えていき、実勢単価を導き出していきます。
上代に対して賭け率がわかると、仕入れ単価が出てきますので、卸問屋と話をする場合には、瞬間的に計算できるようにしておくと、話はスムーズになります。

納期と支払条件

仕入れ単価とともに考えなければいけないのが、納期と支払条件の関係です。
納期は速いことに越したことはありませんが、支払い条件はできるだけ遅くすることが必要となります。

理由は、個人事業者としては現金で支払うことになるため、できるだけ現金の価値を保つためにも、遅らせておく必要があるのです。
どんなお金であっても、手の上になければ現金ではありませんし使うこともできません。
常に現金を回せることは、信用を勝ち取ることにもつながりますので、支払いはできるだけ遅いことが重要なのです。

支払い条件を緩和する代わりに、仕入れ単価の上昇を求めるところもあります。
逆もありますが、これも現金の価値を考えて出てきている交渉内容です。
商品を売ることができれば入金があり、支払いもまわすことができるようになるのですから、利益率よりも支払い条件を優先しておくと、初期の経営は楽になるでしょう。

取引量が増えてきたら、取引条件を見直せば済みますが、実際にあとから遅くしてもらえることはないからです。